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DRL(旧DoomRL)をRG351MPで遊ぶ

無料ゲームの記録 / 2026年10月28日 実機で検証

DOOMの世界を、ターン制のローグライクにしたゲームです。無料で、PortMasterから入れればすぐ遊べます。初めて遊んだら、1分5秒で死にました。

どんなゲーム?

DRLのタイトル画面

  • DOOMの敵、武器、アイテムが登場する、ターン制のローグライクです。
  • 主人公が1歩動くと、敵も1歩動きます。じっくり考えて進められます。
  • ダンジョンは、遊ぶたびに形が変わります。死んだら最初からです。
  • 作者は Kornel Kisielewicz さん(ChaosForge)です。1回が短く、休憩中に遊べる「コーヒーブレイク・ローグライク」として作られています。

名前が「DRL」に変わった理由

もとは「DoomRL」という名前でした。2016年に、DOOMの権利を持つZeniMax(Bethesdaの親会社)から、DOOMの名前を使わないよう求める通知が届きました。それを受けて名前を「DRL」に変え、同じ年の12月にソースコードを公開しています。PortMasterでは、今も「DoomRL」の名前で並んでいます。

無料の根拠

対象 ライセンス
プログラム GPL 2.0
画像(Derek Yu さんの原画と、Łukasz Śliwiński さんの追加分) CC BY-SA 4.0
効果音・音楽 DOOMのものを使っているため、上の2つとは別扱い

ゲーム本体は、DRL公式サイトで無料配布されています。

RG351MPに入れる

PortMasterの「Ready to Run」の区分にあり、ゲームのデータを自分で用意する必要はありません。

  1. 端末で Options → Tools → PortMaster を開きます。
  2. 「DoomRL」を探して、インストールします。
  3. ゲーム一覧の「ports」に「DoomRL」が出ます。

Wi-Fiがない場合は、PortMaster公式サイトから配布ファイル(doomrl.zip)をパソコンでダウンロードします。それを tools/PortMaster/autoinstall/ に入れて、端末でPortMasterを起動すると、インストールされます。

今回入ったのは、DRLのバージョン 0.9.9.8a です。

操作(PortMaster版)

PortMaster版に付いている説明書(doomrl.md)の内容です。

ボタン 動作
十字キー 移動、メニューの選択
A 決定
B キャンセル、閉じる
X 走る
Y 1ターン待つ
START 持ち物を開く
SELECT ドアの開け閉め、レバー、階段を使う
L1 撃つ
L2 弾を込める
R1 アイテムを拾う
R2 + R1 武器を持ち替える
R2 + 十字キー右 メッセージの履歴
R2 + 十字キー左 足元や周りの情報を見る

ほかにも、R2との組み合わせ操作がたくさんあります。最初は、移動、撃つ(L1)、弾を込める(L2)、拾う(R1)の4つを覚えれば遊べます。

ゲームの始め方

「New game」を選ぶと、難易度、職業、特性の順に選びます。画面は英語なので、ここでは日本語に訳して紹介します(訳はこのサイトによるもの。原文はDRLのソースコード 0.9.9.8a の klass.lua と traits.lua から)。

難易度

難易度の選択画面

DOOMと同じ5段階です。下に行くほど難しくなります。

難易度 意味
I'm Too Young To Die! 死ぬには若すぎる!(いちばんやさしい)
Hey, Not Too Rough ちょっと、手加減してよ
Hurt Me Plenty 思いっきり痛めつけて(ふつう)
Ultra-Violence 超暴力
Nightmare! 悪夢!

職業

職業は3つから選びます。

Marineの説明画面

海兵隊はUACの屋台骨。打たれ強く、タフです。最初から体力が10多く、炎・酸・プラズマへの耐性が+20%。使ったパワーアップの効果時間が50%長く続きます(ナイトメアでは25%)。

Scoutの説明画面

身軽で、情報収集に長けています。全体に10%速く動け、どの階でも階段の場所が最初から分かります。

Technicianの説明画面

装備といじりの達人。消耗品をほぼ一瞬で使え、コンピューターのマップをハックして敵を追跡できます。とても珍しい装備を改造できるのも、技術兵だけです。

特性

特性の選択画面

最後に、最初の特性を1つ選びます。レベルが上がるたびに、特性を1つずつ伸ばせます。どの特性にも、映画やゲームの名ぜりふ風の一言が付いているのが楽しいところです。

特性 効果 選べる条件(Marine) ひとこと
Ironman(アイアンマン) 体力+20%/レベル、銃弾・破片・近接への耐性+10%/レベル 最初から 「肋骨が2、3本折れただけだ。俺を止めたきゃ、頭を叩き潰すか心臓をえぐり出すんだな」
Finesse(早業) 攻撃にかかる時間-15%/レベル 最初から 「踊れ! 踊れよ、骨野郎!」
Hellrunner(ヘルランナー) 移動時間-15%/レベル、回避率+15%/レベル 最初から 「おお、来たぞ! 夜行列車のお出ましだ!」
Tough as nails(鋼の肉体) 防御力+1/レベル 最初から 「地獄の恐怖も、おまえを殺せなかった!」
Son of a bitch(荒くれ者) ダメージ+1/レベル 最初から 「皆殺しにしろ。選別は神がやる」
Son of a gun(拳銃使い) 拳銃の射撃時間-20%/レベル、ダメージ+1/レベル 最初から 「見よ、この腕前、この暴力の才能!」
Reloader(装填名人) 装填時間-30%/レベル 最初から 「なんてこった! 俺のでかい銃の弾が切れた!」
Eagle Eye(鷹の目) 命中率+2/レベル 最初から 「心臓に一発、頭に一発。ためらうな」
Brute(怪力) 近接ダメージ+3/レベル、近接の命中+2 最初から 「この手で直せないものなんてない!」
Badass(ワル) 吹き飛ばされにくくなり、体力が減り始める上限が上がる 最初から 「どれだけワルかって? 10点満点で12点だ!」
Juggler(曲芸師) 武器の持ち替えが一瞬、近接武器を自動で使う Finesse Lv1 「あなたの銃を頂戴したいという願いを、お伝えさせていただきたい」
Berserker(バーサーカー) 近接戦で狂戦士化することがある Brute Lv2 「バーサーカー入りの、1.5人前の男だ!」
Dualgunner(二丁拳銃) 拳銃を2丁同時に撃てる Son of a gun Lv2 「信じられるのはただ一つ、もう一丁銃が要るってことだ」
Dodgemaster(回避の達人) 動いたあと最初の回避は必ず成功 Hellrunner Lv2 「コンコン。誰だい? 俺だよ、俺、俺!」
Intuition(直感) レバーの効果やアイテム、敵の位置が分かる Eagle Eye Lv2 「死体の山を進むとき、すべてがはっきりする」
Shottyman(ショットガン使い) 移動しながらショットガンを装填できる Reloader Lv2 「今、このショットガンほど心から尊敬できるものはない……」
Triggerhappy(撃ちまくり) 連射武器の発射数+1/レベル Son of a bitch Lv2 「おお、いいねえ! 重火器の甘いキスだ!」
Whizkid(天才メカニック) 武器や防具の改造枠が増える Finesse Lv2 「でかい銃じゃないが、銃は銃だ!」
Vampyre(ヴァンパイア) 近接で倒すと、相手の最大体力の10%を回復 ★Berserker Lv1 + Badass Lv1、キャラLv6以上。取るとIronman・Son of a bitch・Hellrunnerが選べなくなる 「こんな夜は、血が欲しくなる……」
Bullet Dance(バレットダンス) 撃ちまくり(Triggerhappy)が拳銃にも効く ★Dualgunner Lv1 + Triggerhappy Lv1。取るとHellrunner・Intuition・Bruteが選べなくなる 「正義と、圧倒的な火力が勝利した!」
Army of the Dead(死者の軍団) ショットガンが防具を無視する ★Shottyman Lv1 + Badass Lv1、キャラLv6以上。取るとSon of a gun・Eagle Eye・Hellrunnerが選べなくなる 「力こそ光! 力がみなぎってきた!」
Ammochain(弾薬節約) 連射しても、1回の斉射で弾を1発しか使わない ★Triggerhappy Lv2 + Reloader Lv2。取るとTough as nails・Son of a gun・Eagle Eyeが選べなくなる 「よう、チェーンガン! 礼儀なんてくそくらえだ!」
Survivalist(サバイバリスト) 最低ダメージを受けない、メディパックで100%を超えて回復 ★Badass Lv1 + Ironman Lv2 + Tough as nails Lv2。取るとHellrunner・Berserker・Son of a bitchが選べなくなる 「俺とやる気か? 来いよ、かかってこい!」
特性のくわしい説明(ゲーム内の説明文の訳)
  • Ironman: しぶといにもほどがある。骨が全部折れ、血が一滴もなくなるまで戦い続ける。レベルごとに最初の体力の20%ぶん体力が増え、銃弾・破片・近接攻撃への耐性も10%ずつ上がる。
  • Finesse: 「引き金を引きたくてうずうずする指」というが、あなたの指は水ぼうそうよりうずうずしている。レベルごとに15%速く撃ち、攻撃できる。
  • Hellrunner: 足の生えた列車のよう。レベルごとに15%速く動けるうえ、飛んでくる弾をよける確率も15%上がる。
  • Tough as nails: 聞こえるのは壁ではなく、あなたの体で弾が跳ね返る音。皮膚が硬く、レベルごとに受けるダメージを1点多く減らす。
  • Son of a bitch: 部隊でいちばん意地が悪くタフな男。痛みを楽しみ、与えるのはもっと好き。悪魔にまで名前を知られている。レベルごとに、平均的な海兵隊員より1点多くダメージを与える。
  • Son of a gun: 拳銃が大好きで、毎日手入れを欠かさない。知り尽くしているので、レベルごとに20%速く撃て、ダメージも1点増える。
  • Reloader: 弾切れ? 問題なし。銃に弾を食べさせるのが特にうまく、レベルごとに平均的な海兵隊員より30%速く装填できる。
  • Eagle Eye: 200ヤード先の壁のハエも撃ち落とせるが、もっと大きく凶悪な獲物が好み。レベルごとに命中率が2上がる。
  • Brute: 銃なんていらない、銃は弱虫の道具だ。素手でもナイフでも、何でも使って殴るときのダメージがレベルごとに3増え、近接の命中も2上がる。
  • Badass: 究極のワル。血が冷たすぎて地獄も凍りつく。レベルごとに、体力が自然に減り始める上限が50%上がり、吹き飛ばされる距離が1マス減る。
  • Juggler: サーカスで働けるほど器用な手だが、先に軍に入ってしまった。構えた武器と持ち物の武器を一瞬で持ち替えられ、必要なときは構えた近接武器を自動で使う。
  • Berserker: この場所も、間抜けな怪物も、こんな目にあっていることも大嫌い。近接で何度も殴ったり強く殴られたりすると、怒りで狂戦士化することがある(バーサークパックの回復効果はない)。
  • Dualgunner: 1つでは満足できないタイプ。地球で飲み歩いたときは、いつも両手にビールを持っていた。これから行く場所にビールはないが、銃はある! 拳銃を2丁持ち、1丁とほぼ同じ速さ(1.2倍の時間)で撃てる。
  • Dodgemaster: 戦場はあなたにとってダンスフロア。自分が動いたあとの最初の回避は、必ず成功する。
  • Intuition: 何かがあなたを生き延びさせてきた。第六感か、生存本能か、ただの運か。レベル1でレバーの効果とパワーアップの場所が、レベル2で怪物の位置が分かる。
  • Shottyman: ショットガンとは苦楽を共にしてきた。撃ち合いの最中に止まって装填すれば死ぬと学んだので、移動しながらショットガンを装填できる。すべてのショットガンで使え、なぜかロケットランチャーでも使える。
  • Triggerhappy: 「先に撃て、速く撃て」が座右の銘。レベルごとに、連射武器の発射数が1発増える。
  • Whizkid: 昔から頭の切れる男。トースターでもチェーンガンでも、改良の余地はある。レベルごとに武器の改造枠が2(防具とブーツは1)増え、レベル2以上では組み立て品にも改造を施せる。
  • Vampyre: 血に飢えている! 近接攻撃でとどめを刺すたびに、相手の最大体力の10%が自分の体力に加わる。
  • Bullet Dance: 拳銃こそ本領。撃ちまくりのレベルごとに、それぞれの拳銃から半分の時間で1発多く撃てる。
  • Army of the Dead: あなたこそ正義の軍団そのもの。信頼のショットガンを撃てば、どんな防具も役に立たない。
  • Ammochain: 真の銃使いは、弾の補給なんて小さなことを気にしない! 連射武器を使う限り、1回の斉射で弾は1発しか減らない。
  • Survivalist: どんな窮地も切り抜ける、たちの悪い男。ほかの人ならかすり傷になる攻撃を半分の確率で完全に無視し、普通のメディパックで100%を超えて回復できる。小さなメディパックと回復の玉は、効果が2倍になる。

原文には、乱暴な言葉づかいもあります(特性名の「Son of a bitch」など)。訳ではやわらげています。

画面の赤い文字は今すぐ選べる特性、灰色の文字は条件を満たすと選べるようになる特性です(条件はDRLのソースコード klass.lua による)。

★の付いた5つは「マスター特性」で、どれか1つしか取れません。強力ですが、取ると伸ばせなくなる特性があります。マスター特性は職業ごとに違います。

職業 マスター特性
Marine Vampyre、Bullet Dance、Army of the Dead、Ammochain、Survivalist
Scout Blademaster、Gun Kata、Shottyhead、Cateye、Gunrunner
Technician Malicious Blades、Sharpshooter、Fireangel、Entrenchment、Scavenger

最初の画面

ゲーム開始直後の画面

フォボス基地の入口から始まります。右上に「テンキーか矢印キーで移動」のヒントが出ます。

遊んでみた

初めての1回目の結果です。死ぬと、ゲームが記録(post-mortem)を残してくれます。

項目 結果
主人公 Adam Ring(海兵隊員、レベル1)
死んだ場所 フォボス基地(最初の階)
死因 元人間(Former Human)に倒される
生き延びたターン数 1,712
遊んだ時間 1分5秒
倒した敵 10体中8体(80%)
装備 拳銃のみ。防具なし

8体も倒したのに、最後の1体にやられました。記録には、死んだ場所の地図も残ります。

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X が死んだ場所、h が倒しきれなかった元人間、> が次の階への階段です。階段は、あと数歩のところでした。

音楽を足すには

PortMaster版には、音楽が入っていません。足したい場合は、DRLのダウンロードページからWindows版かLinux版を落として、中の mp3 フォルダを ports/doomrl/ にコピーします(PortMaster版の説明書による。まだ試していません)。

まとめ

  • DOOMの雰囲気を、ターン制でじっくり楽しめる無料のローグライク
  • PortMasterの「Ready to Run」なので、入れてすぐ遊べる
  • 操作は多いが、最初は4つ覚えれば十分
  • 1回目は1分5秒で死亡。次は階段までたどり着きたい

拡大して遊ぶ

主人公を拡大した画面

RG351MPの画面は小さいので、主人公や敵が見えにくいことがあります。このサイトでは、L3(左スティックの押し込み)で2倍・3倍に拡大し、右スティックで見る場所を動かせるようにしました。作り方は、DRLを拡大して遊ぶにまとめています。

画像について

DRLの画像(タイル)は Derek Yu さん、Łukasz Śliwiński さんの作品で、CC BY-SA 4.0 です。タイトル画面などに出る「DOOM」のロゴは id Software / ZeniMax の商標で、名前が変わった経緯の説明のため、引用として載せています。訳文の原文はDRLのソースコード(GPL 2.0)です。