コンテンツにスキップ

DOOMのドットを愛でる

2026年10月28日 RG351MP(lzdoom)で撮影

DOOMは1993年のゲームです。画面全体で使える色は256色だけでした。その限られた色で、壁の質感や、主人公の顔の表情まで描き分けています。RG351MPの画面を拡大して、じっくり眺めてみます。

今回の一枚

DOOMの画面。壁に並んだモニターと、拳銃を構えた手

コンピューター室のような部屋です。壁にモニターが並び、手前に拳銃を構えた主人公の手があります。右上の小さな文字は、コマ数の表示です(「16 ms(60 fps)」)。

拳銃を構えた手(5倍)

拳銃を構えた手を5倍に拡大

  • 手の色は、茶色からオレンジまでの数段階だけです。それでも、指の付け根の盛り上がりや、関節のしわが分かります。
  • 明るい部分に、ピンクがかった色が一粒だけ置かれています。光が当たっている感じを、この一粒で出しています。
  • 拳銃は、黒と灰色の数色です。手の暖色と並ぶと、金属らしい冷たさが際立ちます。

モニターの中の惑星(5倍)

壁のモニターに映った赤い惑星を5倍に拡大

  • 赤い惑星の表面に、少しずつ明るさの違う赤がまだらに置かれています。拡大すると、ほとんどノイズのように見えます。
  • 小さな画面で見ると、このまだらが表面の凹凸に見えます。目の錯覚をうまく使った描き方です。
  • 黄色い棒グラフは、たった2色(明るい黄色と暗い黄色)で立体に見せています。

主人公の顔(7倍)

画面左下の主人公の顔を7倍に拡大

  • 画面の左下に出ている、主人公の顔です。ダメージを受けるほど、血がにじんだ顔に変わります。
  • この一枚は、だいぶやられたあとの顔です。口元の赤と、目の下のくまが、数粒のドットで描かれています。
  • 眉間のしわは、暗い茶色のドットが横に並んでいるだけです。それだけで、しかめっ面に見えます。

撮ってみて

小さな画面で遊んでいると、DOOMの絵は「荒いドット」に見えます。拡大してみると、一粒ごとに色が選ばれていて、離れて見たときにちょうど良く見えるよう計算されていると分かります。

画像について

DOOM © id Software / Bethesda。画面は、解説のための引用として、必要な部分だけを載せています。DOOMの入手方法は、Amazon LunaでもらったDOOMを遊ぶにまとめています。